ツォリスは右ハムストリングを損傷、初期診断は2〜3週間
暗い表情でピッチを離れた翌日、ツォリスの状態が具体化した。ギリシャ側の初期検査では右ハムストリングの損傷が確認され、離脱見込みは2〜3週間。ドイツ戦を待たず代表キャンプを離れ、3日にロンドンへ戻る。10日のリーズ戦は欠場が濃厚で、13日のCLリール戦も厳しい。重傷を免れた可能性は高いが、左ウイングで開幕5試合すべてに先発した選手を、再開直後の連戦で欠くことになる。クラブが示す正式な復帰見込みはまだない。エゼを左へ移すのか、別の配置で穴を埋めるのか。18日間で6試合を戦う前に、アルテタは攻撃陣の組み方を一段早く決めることになった。
ギリシャ対オランダは2-2。ツォリスは13分にネットを揺らしたものの、直前のオフサイドで取り消された。その直後に右脚の裏を押さえ、18分で交代。検査で右大腿二頭筋の損傷が確認されたとギリシャ側で伝えられ、代表を離脱した。本人は続行を望んだが、イヴァン・ヨヴァノヴィッチ監督が交代を決めた。
ツォリスは今季のプレミアリーグ5試合すべてで左ウイングとして先発してきた。代表戦で負傷した段階では程度が分からず、長期離脱への不安もあったが、初期診断は2〜3週間。最悪のケースは避けた一方、クラブ再開直後のリーズ戦から欧州戦を含む日程には間に合わない可能性が高い。
エベレチ・エゼを左へ回す選択肢はある。ただ、アーセナルは再開後18日間で公式戦6試合を控える。ツォリスの不在は、左サイドの先発だけでなく、試合途中に幅と推進力を足すカードまで減らす。アルテタは攻撃陣の配置を一つ前倒しで組み替える必要がある。
3日にロンドンへ戻り、アーセナルの医療スタッフがあらためて状態を確認する。2〜3週間という見立てはクラブ発表前の初期診断だ。まず10日のリーズ戦、続いて13日のリール戦での登録可否が、復帰時期を測る目安になる。